前田侯爵邸と同じ駒場公園の中に、日本近代文学館というのがあります。文学に興味のあるひでにとっては行くべき場所でしょう。そしてその中に、知る人ぞ知るカフェがあるという情報を得ました。ネットでね。
日本近代文学館はこのような外見をしています。まあ特にこれといって特徴はないですね。
中はこんな感じで、これまた特徴はございません。
森鷗外の企画展をやっていました。鷗外といえば舞姫ですね。読もうとして挫折した覚えがあります。ゴリゴリの純文学は、読むのにちょっと気合いを入れる必要がある気がします。空気感は好きなんですが集中力がもたないんですよね。
で、こちらが目的のカフェです。奥に進んだ一角だけ異質な空間になっています。
中はこんな感じ。落ち着けそうな雰囲気です。
メニューも文学作品にちなんだものになっています。このようなこだわりは好きです。
左側上から3番目、村上春樹の作品のメニューがありました。村上春樹は大学生のときに読んで、以来ずっと読み続けています。小説はほとんど持ってます。
文学カフェらしく壁一面に本棚が。時間のあるときは長く居座ってしまいそうです。
活字の本だけでなく漫画も置いてありました。
有名人のサインも飾られています。又吉とか確かに好きそう。
ディスプレイされている物も味のあるものが多いですね。
「寺田寅彦の牛乳コーヒー」を頼んでみました。800円。町の食堂で出してるカツカレーくらいの値段がしますね。まあ場所代ということで。
コーヒーを片手に文学作品を読む。そんな特別な時間を味わうことができます。芥川でも読んでみますか。
復刻版らしく当時のまま印刷されています。
建物の外にはここと関係があるのかわかりませんが、シャビーシックな家具がいっぱいありました。
ネットやスマホなどデジタルなものと生活が切り離せない現代社会ですが、たまにはこんなアナログな空間に身を置くのもいいことじゃないですかね。