こんにちは、ひでです
鎌倉古民家カフェシリーズの第3弾です。訪れたのはだいぶ前のことなのですが、いい雰囲気を紹介したくて、記事にすることにしました。
江ノ電「長谷」駅から6、7分ほど歩き、力餅屋の横の道を入って、御霊神社に向かう途中にあるこちら「てぬぐいカフェ一花屋」。いちげやと読むらしいです。
静かな佇まい。緑に囲まれた石畳を、木漏れ日が照らしています。まさに日本の侘び寂びを感じられる景色です。
入り口をはいったところ。過度に照明を使わず、自然な光が入ってきています。この加減がすばらしい。昔の家という感じで、田舎のおじいちゃんの家を思い出す人もいるのではないでしょうか。
店内はどの席からも庭を眺められる作り。畳と板の間のコントラストもいいですねー。洋風の家具もこの雰囲気を壊さず、なじんでいます。吊るされたひょうたんもかわいい。
ちゃぶ台の席。畳が落ち着きます。やっぱり日本人たるもの、一度はちゃぶ台でごはんを食べるべきです(?)
こんな縁側のある家に憧れてしまいます。ここでアサガオとか育てて、観察日記をつけたりしたいです。夜はスイカを食べて、庭に種を飛ばす。妄想が膨らみます。
アイスコーヒー。器も素敵です。シロップ入れやコースターなど、細々としたものにも和の心が感じられます。
うちわを見ると1981年の鎌倉花火大会とありました。こういう物がさりげなくあって、使われ続けているというのもいいですね。この邦栄堂書店さんはまだあるのでしょうか。
一花屋を出て、近くにあったホーロー看板。坂ノ下という住所も素朴なおしゃれ感があります。こういう物を新品に交換せず、残しておいてくれる粋さがいいです。
近くには御霊神社があります。江ノ電の線路を渡った先に鳥居があるので、写真好きの方の間では撮影スポットとして人気のようです。
洋風に染まった日々の暮らしで、日本人であることの良さをふっと思い出させてくれるような、そんな素敵な空間でした。
(2015.8月来訪)