荒木町の最深部には神社があります。RPGのダンジョンっぽくていいですね。神社の名前は「津の守(つのかみ)弁財天」といいます。
1683年より前にこの地にあったそう。
いわくのありそうな池があります。策(むち)の池というそうです。かつては滝があったそうですが、今はもうありません。
ここは3方向をマンションに囲まれています。そびえ立つ鉄筋コンクリートと仏閣の対比。都会が作り出す異空間です。
石でできた小さな橋を渡ってお参りするようですね。遠くから眺めるだけにしときました。
来た時とは違う坂道を通ってみます。案内板には「荒木町奥の細道」と書いてありました。きっと通るだけで一句ひねりたくなるような道なんでしょう。
坂の途中には趣のある建物がありました。
千葉という屋号がありますが、奥の建物の感じからして廃業した料亭のようですね。昔はこのあたりは花街として栄えていたらしく、その名残をそこかしこに見ることができます。
営業していた当時は華やかな雰囲気だったんでしょうね。
坂の先には小さな公園が。
オフィス街に近いのでサラリーマンの哀愁漂う姿がありました。
すごい所に建っている家を発見。2階の窓から下を見たらちょっと怖そう。
家の前には真ん中に手すりのついた階段が通っています。
ちょっと気になる物件を見つけました。
津之守荘と書いてあるので、アパートのようです。洗練されたデザインと、あえて荘をつけるこのセンス好きです。
先ほどの家の玄関には立派な門がありました。
最後に階段を上って、新木町を見下ろします。
東京の谷底に暮らす人々。多くの営みがあります。
四谷散策・完