どうも、ひでです
今日は僕が銀座に行ったら必ず寄るスポット、「奥野ビル」を紹介します。初めて訪れたのはたしか2006年の頃でした。あれから15年、時が経つのは早い。
無機質なオフィスビルが並ぶ通りの奥の方に、その建物は見えます。
この渋い佇まい。ここだけ異空間のようです。1932(昭和7)年築のこの建物は、外壁や内装が当時のまま残されているそうです。
丸い窓があるエントランスから入っていきます。
ここは元々は高級アパートでしたが、今はギャラリーやバー、個人事務所などが入っています。
そしてこのビルの名物となっているのがこのエレベーター。住居用の建物につけられたのはここが日本初だそうです。当時のまま残されている階数の表示がおしゃれ。
一階奥にはメガネ屋さんが入居しています。
エレベーターには乗らず、まずは階段で上を目指します。
この階段がまたいいんです。上っていると窓の向こうにも階段が見えるという変わったつくり。あまり見たことがありません。
人が歩いた所は床の塗装が剥げています。
消火栓も年代を感じさせます。
306号室。ここにはかつて「スダ美容室」がありました。オーナーの女性は閉業した後もここに住み続け、100歳で亡くなったそうです。
そんな歴史もあって、ここは有志によって当時のままで残されています。
ここからエレベーターに乗ってみます。
この引き戸がかなり重い。
動いてる間、外が丸見えなのがちょっと怖いです。でも考えてみたら普通のエレベーターでも同じ事が起こってるんですよね。
7階に到着。
この階はなぜかやたらきれいです。
こうして見ると普通のオフィスビルのような雰囲気。
また階段で降ります。
一階に戻ってきました。
ということで奥野ビルを後にしました。1930年代に建てられているので、あと少しで築100年。そのときにはきっと何かしらのセレモニーが催されるに違いないです。その時までこのままでいてほしいと願うひでなのでした。